ここ1年2年、木工のフレーム作りにお熱になっています。
素材を探している中で木を汚れや乾燥から保護するには自然素材の蜜蝋を使いたいと思っていました。
そうした中ご自宅庭で養蜂をしている友達に貴重な日本みつばちの蜜蝋をたくさん譲ってもらう事が出来ました。
譲ってもらったのは固形状の蜜蝋で木工に使う滑らかなワックス状にはなっていません。
ネットで調べたところえごま油で湯煎するという事を知りとても簡単に出来そうだったので試してみました。

材料と作り方


えごま油 35g に対して蜜蝋 7g  合計 約40g (*100gに対して約16g程度が日本ミツバチの蜜蝋)
少量で広く伸びる柔らかさを目指します。
えごま油は非常に高価で純国産の場合100g2,000円以上するので失敗した時の事も考えて少量で試しました。

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鍋のお湯を沸かしシャキッとコーンの缶詰の空き缶にえごま油を入れて温めます。
コーンの香りになるといけないのでよく洗ってあります(笑)

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お湯が温まったところで、えごま油の中に固形の蜜蝋を入れて溶かします。80°-90°Cくらいですぐに溶けます。

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湯煎が終わって冷める前に香りづけでグレープフルーツのエッセンシャルオイルを8滴程度投入して軽く攪拌します。
それほど香りは付かなかったので香りを強くしたい場合は好みで多めにした方が良いと思います。

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冷まして完成です。5〜10分程度と思ったより早く固まります。
いくつかのケースに取り分けする場合は固まる前に取り分けて置くのがお薦めです。
見た目はよい感じで綺麗に仕上がりました。

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日光にあたって乾燥した家具に試し塗りしてみました。
木に浸透してしっとり潤いのある木肌に変わりました。
配合の比率は良かったみたいです。

ラベルと容器

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写真のフィルムケースに取り分けてラベルをつけてみました。残りの量も見えるので意外と便利です。
わざわざ買わなくても自分用なら薬のプラケースなど適当なものでよさそうです。
ラベルはA-oneプリンタでつくれる!おなまえシール16面で作りました。
PCやスマホのアプリもあって文字入れの他にイラストや背景もスマホでデザイン出来て便利でした。

まとめ

思ったより一発で良い蜜蝋オイルができたと思います。ただし季節や室内温度で硬さも変わってくるかもしれません。
これから木工や家の家具のメンテナンスに使っていこうと思います。

 
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上野 英和 ウィーノ
Hidekazu Ueno / uino
フォトグラファー

仕事でも趣味でも写真を撮っている
アクセスハーツ代表
これぞって1枚を額装するのが好き
最近はフォトフレームのDIYをしています